大正7年頃、那珂川にかかる柳橋のたもとで、鮮魚商数人が大八車に積んだ魚を売り出したのが始まりとされ、半田惣助という人が「柳橋廉売市場」と名をつけました。
その後、昭和初期に、市場の十三店が地主から立ち退きを迫られましたが、鮮魚商の阿部さん父子がこれを断固拒否し、地主と談判。
土地を買い取り、息子の名にちなんだ「明市場」を開きました。開業後は大繁盛で、人通りが多かったことから店舗も増え「サービス」「中央」「明第一」「明第二」「宝新道」の五つの小組合が次々と誕生。
戦後五組合が手を結び、現在の「柳橋連合市場」と名乗る様になりました。
近年、神戸市で開催された、全国有名市場サミットに九州代表として参加し「博多に柳橋あり」を大いにPR。
平成7年より毎年11月第1日曜日に柳橋連合市場大起業祭「うまかもん祭り」を開催し、大アラ鍋無料サービスや屋台、オークション等のイベントにより、買い物客と商店主がふれあう地物恒例の祭りとして市場の魅力を大いに打ち出しています。
又、毎年1月にはぜんざいを無料でお客様に振舞う「ぜんざい祭り」、毎月第3木曜日に全店の原価を切った目玉商品や新鮮な食材を普段の三割から半額以下の破格値で提供する「定例売り出し」を開催し、地域のふれあいを大切にしております。
さらに、現在の市場の売り上げの大半は業務用等でホテルや料亭の食材が占めており、業務用食材としての素材の新鮮さは多方面により絶大なる信用を確保しております。
又、一人でも多くの人に市場の雰囲気を味わってもらいたいという組合の気持ちから、平成4年より受講料無料で実際に市場を歩いてもらい、その場で生鮮品の選び方や値切り方を教える体験ツアーの「買い物ツアー」も始め、今や全国の旅行業者や婦人会からの問い合わせも相次ぎ観光客も年間三十件を数えるほどになりました。
市場ならではの「ぬくもり」が今なお人気を呼んでおり、現在へ至っております。

